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2010/04/27

ソフトウェア作りのモチベーション

Filed under: Uncategorized — by yt070507 @ 02:30

何の役に立つかわからない抽象的な、ライブラリ的なソフトウェアを組むのが嫌になったのは、随分昔だ。きっと役に立つだろうと思ってやるのだけれど、誰に役に立つかというとプログラマ。プログラマは人の作ったライブラリなんぞ、できれば使いたくないし、何の役に立つか、理解しようともしない。理解しづらかったら自分で組もうとする。また、例え役に立つことがわかっていても、プログラマは口下手だ。政治力がない。政治力を持っている人々はプログラマの役に立つシステムなんぞに興味はない。いかに給料をケチるかにしか興味がないからだ。得てして、そういう人々がシステム作りをしていたりして、自分で自分の首を絞めている事に気付いていないから滑稽だ。

では、一般人の役に立ちそうなシステムを作れば良いかというと、そうでもない。一般人が喜んでも、どうしてそのシステムが実現し得たかなぞ興味はなくて、ただ単に「VRすげえ」とか「ARすげえ」とか、「そういえばテレビで見たことある」とかいう認識しかない。金を出せば作れるくらいにしか思っていない。よって値段がついていなければ、すぐ手に入るものでなければ、興味はない。

楽しくプログラミングするためには、お客さんは自分でなければならない。その恩恵を自分が享受できるものでなければ、自分を満足させることはできない。

自分が喉から手が出るほど欲しいシステム、自分が死ぬほど使ってきたライブラリ、こういったものでなければ、プログラミングを楽しむことは出来ない。普通のモノ作りは形が見えて触れるが、ソフトウェアは形も見えなければ触ることも出来ない。

唯一例外としては、見返りの良いソフトウェア作りかな。いくら酷いシステムでも、目的を達成できて、人のお仕事のお役に立てる。それが容易に実感できるのなら、モチベーションも保てるのかも知れない。

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